お尻がかゆい! 15の理由と解決法

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お尻がかゆい! 15の理由と解決法

専門家の教える14の理由。

woman having heart object on buttocks
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これから話すことを恥ずかしい話と思う必要はない。誰にでも肛門はあるし、時にかゆくなることもある。なぜ肛門がかゆくなるのかを探る前に、1つ明確にしておこう。 ここで取り上げるのはお尻全体ではなく、特に肛門がかゆくなることについて。この肛門のかゆみは、米国国立医学図書館(NLM)によると、専門的には「肛門性痒症(こうもんそうようしょう)」として知られており、肛門の内側や肛門周囲(基本的には肛門の開口部を囲む皮膚)で起きるもの。今回はイギリス版ウィメンズヘルスより、お尻のかゆみの原因についてご紹介する。

woman holding her bum and pain in the butt isolated on white background
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まず肛門のかゆみを感じている方は、自分でひっかきすぎないようにすることが大切。虫刺されといった急性のかゆみがある場合にかくことは悪いことではない。しかし慢性的にかいていると、専門家が言うところの"かゆみからのかきむしり"のサイクルに陥ってしまう。「これにより皮膚の炎症が進み、かゆみが悪化します」とワシントン大学医学部の"かゆみの研究センター"の共同ディレクター、ブライアン・キム医師はいう。
「どうしてもかきたい場合は、できるだけやさしく、最小限にとどめるようにしましょう」とキム医師は話す。
でも、そもそもなぜ肛門がこんなにかゆくなるのか? 肛門のかゆみを解消するには、その原因を突き止めることが先だろう。この先を読めば、あなたのお尻の問題は解決し、短期的にも長期的にも、肛門のかゆみから解放されるはず。

woman sits on toilet and holds toilet paper in her hands
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1.拭き方が間違っている

ナザレス医師は、いつも患者にトイレでの衛生習慣について尋ねるそう。
乱暴な拭き方をしていない? 
ウェットティッシュで拭かないと、清潔になった気がしないタイプ? 
「実は多くの人がトイレットペーパーで拭きすぎて、さらにその後ウェットティッシュを使っているのです」とナザレス医師は言う。肛門の皮膚はとても敏感なため、このような行為は炎症や小さな切り傷や裂け目である裂肛(れっこう)の原因になる。
でも逆に、拭き方が不十分な場合も。肛門周辺に便が残っていたり、水分が多かったりすることも炎症の原因になるという。
では、ちょうどよい拭き方とは? 
「理想的なのは、自宅であれば浴槽に入るか、シャワーヘッドを使って水の勢いで洗浄することです。せっけんは必要ありません。そして、その部分を軽くたたくようにして乾かします。ビデを使う以外では、これが一番の方法です」とナザレス博士はいう。
また、友人宅などで外出先の場合は、ぬるま湯を少しトイレットペーパーにかけ、その後たたいて乾燥させることをおすすめしている。

shower head and running water
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2.清潔さにこだわりすぎている

誰しも潔癖気味になることはある。しかし、自分の陰部をピカピカにすることに執着するのはあまりよくない。実際キム博士によると、これはお尻のかゆみの原因としてかなり一般的なことなのだそう。
「局所アルコール綿棒、ウェットティッシュ、香りつきのせっけん、さらにはウィッチヘーゼルのような天然の皮膚洗浄剤などを使用すると、刺激が生じます。さらにアレルギー性接触皮膚炎(アレルゲンに対する過敏症)を引き起こす可能性もあります。これは、過敏症であるアレルギー性接触皮膚炎を引き起こす可能性があり、さらにかゆみを悪化させます。大事なポイントとして、アレルギー反応を引き起こす可能性のある化学物質が含まれているウェットティッシュや、刺激の強いせっけんや香りのついたせっけんは使わないようにしましょう」とキム博士はいう。シャワータイムには、無香料のDoveソープやVanicreamのクレンジングバーなど、やさしいせっけんを使うように。

asian female sitting in toilet and holding medicine bottle for stomach problem
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3.痔(ぢ)がある

米国国立糖尿病・消化器・腎臓疾患研究所(NIDDK)によると、痔は肛門の周りや直腸下部の静脈が炎症を起こして腫れた状態。一般的に、皮膚の下や肛門の周りにできる外痔核が、かゆみの原因となる。
便秘は痔の原因になることが多く、トイレでのいきみや余計な時間が痔の原因に。
「痔の患者さんには、便通をよくする"スクワットポット"をおすすめしています」とナザレス医師。また、痔の悪化を防ぐためには、食物繊維などを十分に摂取し、便通をスムーズにさせて。

child has diarrhea holding his butt in toilet,
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4.蟯虫(ぎょうちゅう)がいる

可能性は低いかもしれないが、原因の1つとして考えられる。蟯虫とは、大腸や直腸に生息する小さな寄生虫のこと。蟯虫は、直接または間接的に(汚染された衣服、寝具、食物などを介して)糞口経路(ふんこうけいろ)で感染するそう。
この感染症は子供に多く見られ、感染してもまったく症状が出ない人も。症状があるとすれば、肛門(または膣)の強いかゆみで、日常生活に支障をきたすことがほとんど。しかし、自宅で診断することはできず、検便で医師の診断を受ける必要があるので注意。
治療に関しては、軽度の感染症であれば自然に治ることもあるが、薬が必要な場合もあるとNLMは述べる。

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5.イースト菌に感染している

イースト菌は膣だけでなく、どこにでも発生する可能性があるという。CDCによると、カンジダ(体内で自然に発生する酵母の学名)と呼ばれる真菌が抗生物質や免疫力の低下が原因で通常より早く成長すると、その部分に感染症を引き起こすことがある。「汗をかいたワークアウトウェアを着たまま座っていると、イースト菌が繁殖しやすい環境を作ることにもなります。汗でぬれた服を脱いで、運動後にシャワーを浴びるのが一番いいですね。すでにイースト菌に感染していて、肛門のかゆみがある場合は、抗真菌性の軟こうを使うか、家ではゆったりとした服を着ることもよいでしょう」とナザレス博士はいう。
理想的なのは、下着をつけずゆったりとしたパンツを選び、自然な状態で空気を入れ替えることなのだとか。

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6.疥癬(かいせん)にかかっている

これもレアなケースだが、念のため疥癬がどんなものか知っておこう。疥癬は蟯虫のような寄生虫で、皮膚の表層に潜り込んで卵を産みつけるもの。ただし、疥癬でかゆくなるのはお尻だけではないことに注意!
強いかゆみとただれの症状が現れるまで、4~8週間かかることもあるそう。また、疥癬は皮膚用の薬で治療できるが、家をきれいにする必要があり、寄生虫の駆除が必要になる。

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7.皮膚疾患があるか

「もしかしたらそのかゆみは、フレグランスや他の製品に対するアレルギー反応かもしれません」とナザレ博士はいう。
かゆみはお尻だけでなく、頬にもあらわれることも。乾癬(皮膚の細胞が蓄積して、赤くてかゆい斑点ができる)や湿疹(皮膚にかゆみを伴う炎症)など、他のかゆみを伴う皮膚疾患ができる場合もある。
このような症状がある場合は、皮膚科医の診察を受けて、肌に最適な治療法(内服薬、ステロイドクリーム、または光治療)を見つけることが最善。

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8.肛門裂傷がある

「肛門裂傷は、直腸の開口部に裂け目がある場合に発生します。便秘のあとによく起きるますが、下痢の後に発生することもあります」とニュージャージー州バークレーハイツにあるSummit Medical Groupのボード認定内科医であるソマ・マンダル博士はいう。

もし、2回目の排便時に奥の方に痛みを感じたり、トイレットペーパーに血がついていたりしたら、裂肛(れっこう)の可能性がある。
「かゆみは、亀裂が治ったり、また開いたりを繰り返すことで起こります」とマンダル医師はいう。裂け目が治るまでの間、1~2週間は患部を清潔に保つようにし、便が柔らかくなるよう食物繊維を十分に摂ろう。そうすれば新たに裂けることを防ぐことができるだろう。

close up of woman taking pill
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9.下剤を服用しているか、下痢をしている

「肛門のかゆみは、肛門や直腸部分の継続的な水分とそれに続く刺激によって引き起こされることがあります。これは、下痢や便もれをしていたり、下剤やその他の薬のため便の量が増え、常にお尻を拭いているようなときに起こりやすいです」とマンダル医師はいう。
コーヒー、炭酸水、アルコール、かんきつ系の食べ物、チョコレート、スパイシーな食べ物、トマトなど、下痢やあまりよくない便の原因となる食べ物や飲み物を減らすることで症状が緩和されることがある。
根本的な原因を特定し、適切な治療方法を見つけるためには、医師などの専門家に相談しよう。

doctor and patient in medical consultation room
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10.いぼがある

「肛門のいぼは、直腸部分にできる一般的な皮膚組織の盛り上がりです」とマンダル医師は説明する。小さく隆起したものが、不快感やかゆみの原因となるのだとか。
「肛門周辺の皮膚は一般的にゆるいので、排便時に膨張することがあります。肛門付近で血管が拡張すると、血管の腫れが引いた後も皮膚の余分な膨らみが続くため、これがいぼになることがあります」とのこと。

他の部位にできたいぼと同様に、自分で取り除こうとするのはよくない。医師に相談して、安全に除去できるかどうかを確認するか、皮膚科医などの専門家を紹介してもらおう。

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11.肛門がんの可能性がある

肛門のかゆみが、自動的に肛門がんであることを意味するわけではない。しかし、「まれに肛門のかゆみが肛門がんや大腸がんの症状として現れることがあり、特に出血を伴う場合は注意が必要です。肛門からの出血がある場合は、医師の診察を受けるべきです。痔である可能性もありますが、医師に確認してもらう方が賢明です」とナザレス医師はいう。特に、あなたがBIPOC(黒人、先住民、有色人種)にあたる場合は、大腸がんになるリスクが高くなるとマンダル博士は指摘する。

a cup of coffee on the serving tray under sunlight
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12.間違った食べ物を食べている

口に入ったものは、いずれ出ていくもの。なので、お尻のかゆみの原因が食生活にあると知っても、あまり驚かないだろう。典型的な原因は、コーヒー、かんきつ類、スパイシーな食べ物、アルコールなどの酸性で刺激の強い食べ物。これは逆流性食道炎の原因となる物と同じ。
残念ながら、これらの酸性で刺激の強い食品を食べると、なぜ肛門のかゆみが起こるのかは、実際にはよく分かっていない。しかし、酸性の物質が皮膚のバリアを傷つけ、かゆみを引き起こすことは分かっている。というのは、それが「アラーム」を鳴らしてしまい、不必要な炎症を引き起こしてしまうのだ。
では、簡単な解決策はある? まずは、食生活を見直すことで、かゆみが消えるかを確認しよう。どうしてもかゆみが消えない場合は、医師に相談するのが無難。

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13. 性病にかかっている

「もし、お尻をかきたくて仕方ない!」と思うならヒト乳頭腫ウイルス(HPV)によるヘルペスや肛門疣贅(こうもんゆうぜい)などの性感染症にかかっているかも。お尻に症状が出ているということは、アナルセックスで感染した可能性が高いといえる。HPVの場合、カリフラワーのような形をした、通常の肌色よりも暗い色のいぼが、かゆみの原因になるとキム医師は説明する。「いぼは突き出ていて、ある狭い範囲で刺激を受ける。その炎症がかゆみを引き起こすのです」
もし、あそこにぶつぶつしたものがあるなら、ぜひ医師の診察を受けて。理由はいくつかあるが、まずは医師は治療を助けてくれることが多く、週に数回いぼに塗る薬を完治するまで処方してくれるだろう。
第二に、HPVは無視できるものではない。NLMによると、高リスクのHPV感染のほとんどは1~2年以内で治り、がんを引き起こすことはない。ただし、中には長期にわたるものもあり、正しく治療しないとがんを引き起こす可能性もあるのだとか。

female low back pain
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14.神経にダメージがある

多くの専門家は、肛門のかゆみは神経的なものかもしれないと推測する。特に腰に問題を抱えている場合は、その可能性がある。「腰のけがや痛みに加え、腰のけがによるしびれや脱力感などの既往歴がある場合、肛門に感覚を伝えている神経など、腰以外もどこかが損傷している可能性があります」とキム医師は説明する。
神経損傷の治療法はさまざまで、理学療法から手術まで多岐にわたる。過去に腰を痛めたことがあるかどうかなどの病歴を医師に相談し、原因を突き止めよう。

 

※この記事は、イギリス版ウィメンズヘルスより翻訳されました。

Text: Nicole Blades, Elizabeth Bacharach and Emilia Benton / Translation: Noriko Yanagisawa

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